2021.12.05
意外と知らない、面積の違いについて!
こんにちは。
タカスギ住まいづくり情報局です。
皆様のお役に立てるような、家づくりに関する豆知識をご紹介しております。
今回のテーマは【面積】です。住宅の面積の表示方法はいくつかあります。それに応じて坪単価なども変わってきますので、どこまで含まれた面積を言っておるのかを把握しておきましょう。
面積の違いについて
①坪に関して
坪は、土地建物の広さを表現するときに使用する単位です。現在では土地建物の取引を行う際には、平米(㎡)表記が義務付けられていますが、慣例的に坪数表示も使用されています。1坪は畳2枚分の広さです。一般的には一辺が約1.8m(1間)の正方形の面積のため、約3.3㎡となります。
また、坪単価は建物の金額を坪数で割った数字です。
②建築面積とは?
建築面積とは、建物を真上から見たときの面積のことです。住宅の業界では「建坪(たてつぼ)」と言うこともあります。多くの場合は1階の面積に相当しますが、2階の方が広かったり、一部せり出していたりする場合はその部分も含めたところでの面積となります。
また、建物に対する規制の「建ぺい率」では、敷地の面積に対する建築面積の割合を確認します。
③延べ床面積とは?
延べ床面積とは、建物の各階の床面積を合計した面積の事です。主に生活空間となる部分が対象になり、バルコニーや高さが1.4m以下の収納、ビルドインガレージ、玄関ポーチなどは延べ床面積に含まれません。
下記の施工面積と混同しないよう延べ床面積に入る部分と入らない部分は、覚えておきましょう。
また、建物に対する規制の「容積率」では、敷地の面積に対する延べ床面積の割合を確認します。
④施工面積とは?
施工面積とは上記の延べ床面積に加え、バルコニーや高さが1.4m以下の収納などすべてを含めた面積のことです。吹き抜けも施工面積においては一緒に計算されます。施工面積で注意する必要があるのが、坪単価です。
坪単価に関しては、坪数を延べ床面積で出すのか、施工面積で出すのかは明確に決まっておりません。そのため、メーカーによっては施工面積で坪単価を出し、金額を下げている場合もございます。
坪単価を聞く際には、坪数が延べ床面積か施工面積かを確認しましょう。
まとめ
・「建築面積」は建ぺい率に関係する!
・「延べ床面積」は容積率に関係する!
・「施工面積」で計算する場合、坪単価が安く見える!
面積に関して正しい知識を!
住宅の面積の表示方法は複数あり、それぞれに役割があります。各面積の表示方法の特色を理解しつつ、他社と坪単価を比較する際は施工面積か、延べ床面積かに注意をしましょう。
いかがでしたでしょうか。ご参考頂けますと幸いです。
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