2023.11.17
地盤補強工事の重要性と大きなメリット!
最近、地震に強い建物(家)=『耐震』に注目が集まっています。しかし、建物の耐震性だけを高めても、それが軟弱な地盤の上に建てられていれば、十分な安全性を確保するのは難しいです
地震の際、軟弱地盤は振動を増幅させるため、建物の構造に大きな負荷がかかります。その結果、耐震構造であっても、地盤の影響で建物が損傷したり、最悪の場合、倒壊するリスクが考えられます。
耐震性能を持つ建物の普及は非常に良いことですが、それと同時に、地盤の安定性=『免震』も非常に重要です。建物を建てる際の地盤対策は必要不可欠だと思っており、特に軟弱地盤のエリアでは、その重要性がさらに高まります。
当社では、建物の安全性を確保するためには、建物と地盤の両方に注目し、総合的な対策を講じることが必要だと考えています。
地盤補強をしていないとどうなる?
地盤補強をしない住宅には、いくつかのデメリットが考えられますので、ご紹介します。
液状化のリスク
地震発生時、地盤が液状化するリスクが高まります。液状化すると、建物は地盤に沈み込んだり、傾いたりする危険があります。熊本地震ではこの液状化による建物の不動沈下や地盤沈下も多く発生いたしました。
建物の沈下
軟弱な地盤の上に建物を建てると、時間とともに建物が均等に沈下するか、一部だけ沈下し、建物が傾くリスクがあります。
建物の劣化
地盤の動きや沈下によって、建物の構造に負担がかかり、クラックやひび割れが生じやすくなります。クラックとは、建物の外壁、内壁、基礎にひび割れや亀裂が生じることです。モルタルやコンクリートは、乾燥すると収縮するので、地震でクラックが発生しやすくなります。
再販価値の低下
補強をしていない地盤の住宅は、再販市場において価値が低下する可能性が高くなります。
以上のような理由から、適切な地盤補強は住宅を建てる際の重要なステップではないでしょうか。自宅が安全な場所であるという確信が持てないと、地震や台風の際などに不安を感じやすくなります。ですので、安全な住まいの第一歩は、地盤の状態をしっかりと調査し、必要に応じて補強することが必要です。
地盤補強工事とは?
地盤補強工事とは、建物の基礎を支える地盤が弱い場合や、既存の建物の安全性を向上させるために、その地盤を強化する工事のことを指します。地盤補強の方法は複数あり、現地の地質や土質、建物の重量、目的、予算などの条件に応じて最適な方法が選ばれます。
地盤補強工事で、一般的な方法が「杭打ち工事」ではないでしょうか。柱状の杭を地下深くまで打ち込み、硬い土層や岩層に達することで、建物の荷重を適切に分散させます。
地盤補強工事は、建築前の地盤調査で弱い地盤が確認された場合や、既存建築物の安全性確保のために行われます。弱い地盤の上に建物を建設すると、沈下や傾斜、最悪の場合は液状化などのリスクが高まるため、地盤補強は非常に重要な工程となります。
地盤補強工事のメリット
地盤補強工事は、新築住宅の安全性を向上させるための工程ですが、それだけではなく様々なメリットを持っています。
建物の安全性向上
軟弱な地盤が補強されることで、地震時の振動や液状化リスクを大きく軽減することができます。
住宅価値の保持
不安定な地盤の上に建てられた住宅は、再販時の価値が低下する可能性が高まります。一方、地盤補強工事を行ったことにより、将来的なトラブルが少なくなるため、不動産としての価値が維持・向上する可能性があります。
維持・修繕コストの削減
地盤が原因で起こる住宅の歪みや亀裂は、修復や補修が必要となり費用がかかります。地盤補強工事には初期の工事費用はかかりますが、将来的に修復や補修のリスクを減少させることが見込め、費用負担の軽減となります。
このように、地盤補強工事を行うことで受けられるメリットは大きいのです。一般的には杭打ち工事が有名ですが、当社ではスーパージオ工法を導入しており、熊本県内ではタカスギだけが施工可能となっております。
スーパージオ®︎工法とは?
スーパージオ工法は、地震や軟弱地盤から建物を守るための工法です。建物の重量と同等の土を取り除き、そこへスーパージオ材を敷き詰めて地盤を軽量化し、免震・液状化対策・軟弱地盤対策を同時に叶え、半永久的に家屋、家財、家族を守ります。
スーパージオ工法は保証が手厚い!
この工法のもう1つの特徴は、圧倒的な保証制度になります。具体的には、地震時の免震保証が一億円。それに加え、液状化対策も一億円。タカスギはさらに地盤保証三億円の保証がついています。
他社の保証や地震保険で、まかなえなかった部分も、この保証があれば安心です。このような手厚い保証を提供できるのは、この工法の背景には確かな技術があるからなのです。
その証として、スーパージオ®︎工法の住宅は、長期優良住宅として認定されています。
長期優良住宅とは、長期にわたり良好な状態で使用するための措置講じられた優良な住宅です。 長期優良住宅の建築及び維持保全の計画を作成し、所管行政庁に申請することで認定を受けることができます。
出典:国土交通省 https://www.mlit.go.jp/
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