2021.12.27
家づくり永遠のテーマ!平屋か?2階建てか?
こんにちは。
タカスギ住まいづくり情報局です。
皆様のお役に立てるような、家づくりに関する豆知識をご紹介しております。
今回のテーマは「平屋と2階建て」です。
よくお客様から悩んでいるとお伺いするテーマです。特に熊本地震の後から平屋の需要は増えておりますが、果たしてどちらの方が良いのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
比較しておきたい6つのポイント
①金額に関して
同じ延べ床面積の建物を建築した場合、基本的に平屋の方が費用がかかります。
理由としては、平屋は2階建てに比べ屋根や基礎の部分が大きくなるからです。2階建ては平屋に比べ壁の面積が大きくなりますが、比較すると屋根や基礎にかかる金額の方が高額のため、平屋の方が高くなります。
その反面、メンテナンスの際は2階建ての方が大規模な足場を組むため、費用がかかります。
②土地に関して
平屋で大きくかかわってくるのが土地の大きさです。土地にはそれぞれ面積に対して何割を使って建物を建ててよいのかが決まっています(建ぺい率)。そのため平屋は2階建てに比べ広い土地が必要となります。
2階建ては土地の制限にはかかりにくいですが、高度制限や屋根の斜線制限がある地域もあるため、通常よりも高さのある建築を行う場合は注意が必要です。
③間取りに関して
無駄なく間取りを使用しやすいのは平屋です。2階建てに比べ、階段部分を考慮する必要がありません。また家事動線を取りやすいというメリットもあります。2階建ては階段を作る分、吹き抜けを利用して縦方向に大きな空間を作ることが可能です。
④生活環境について
平屋は2階建てに比べ、家の中心部に光や風が届きにくいというデメリットがあります。そのため間取りを考える際は、その点を考慮して開口部を広くするなどの工夫が必要となります。
その反面、2階建ては階段が歳をとってくると使用しづらい点と生活音が上下階に響きやすい点がデメリットとして挙げられます。
⑤災害に対して
地震に対しては構造的に平屋の方が構造的に強くなります。2階建てだと、上階が地震の際に揺さぶられるため強くありません。
逆に洪水などの水害の場合は、平屋の方が水に浸かりやすく後から水が引きにくい為弱くなります。
⑥税金に関して
平屋の方が2階建てに比べ固定資産税等の税金がかかりやすくなります。理由としては、金額に関してでも記載しましたが屋根や基礎が2階建てに比べ大きい為、建物の評価額が高くなりやすいからです。
まとめ
平屋のメリット
・メンテナンスコストが低い!
・無駄なく間取りを利用しやすい!
・年齢を重ねてからでも使いやすい!
・生活音が響きにくい!
・地震に対して強い!
2階建てのメリット
・購入時の金額が低い!
・土地の制限が少ない!
・縦方向に広い空間が作れる!
・採光、通風が取りやすい!
・洪水に対して強い!
・税金が安い!
平屋は2階建てに比べ間取りの効率や、利便性の高さ、歳をとってからの安心面などで優れていますが、反対にコスト面や土地の制限などの面では2階建てに軍配が上がります。
災害に対しては一長一短なので、建築される土地の広さや価格、ハザードマップの状況などを鑑みて、平屋か2階建てを決められても良いと思います。
分譲地・建売住宅・注文住宅に関するお問い合わせ・お見積り等、お気軽にご相談ください。
お電話でのお問い合わせは、お近くの各事業所までご連絡ください。(お電話受付時間/9:00~18:00 ※火・水曜日定休)