2022.03.07
部屋の広さが変わる?「モジュール」って何?
こんにちは。
タカスギ住まいづくり情報局です。
皆様のお役に立てるような、家づくりに関する豆知識をご紹介しております。
今回のテーマは【モジュール】です。家を建てられたことがある方でも、知らない方がいるかもしれません。
しかし実は家づくりにおいて、とても重要な要素です。詳しく見ていきましょう。
①そもそもモジュールとは何?
モジュールとは家を建てる際の基準となる寸法の事です。主に1mを基準とするメーターモジュールと一尺(約0.9m)を基準とする尺モジュールに分かれます。
簡単に言うと柱と柱の間の長さが1mの倍数か、0,9mの倍数かの違いです。尺モジュールの方が昔からの木造住宅で使われている方法で、メーターモジュールは一部のメーカーで使われ始めた新しい方法です。
②モジュールが違うとどうなるのか?
モジュールが違うと、家の大きさ(坪数、畳数)が同じでもサイズが変わります。
例えばメーターモジュールの場合は1畳の大きさが2㎡、1坪の大きさが4㎡に対し、尺モジュールの場合は1畳の大きさが1.62㎡、1坪の大きさが3.24㎡となります。つまり同じ坪数、畳数の場合メーターモジュールの方が大きい家となります。
③メーターモジュールの特徴
メーターモジュールは柱間の距離が長くなるため、トイレや風呂、廊下、階段などが通常よりも広くなります。
そのため、ゆとりのある空間を作りやすいです。
逆に短所として挙げられるのは、費用がかさむ可能性がある点です。通常尺モジュールに合わせて、住宅の建材や商品は作られます。そのため、メーターモジュールだと一部建材をつなぎ合わせて使用しますので、費用が上がる可能性があります。
もちろん、採用しているメーカーが独自の商品形態をしていることもございますので、一概に上がるとは言えません。同様に風呂やトイレといった設備も、基本的には尺モジュールに合わせて製作されていますので、メーターモジュールで使用すると空いたスペースが出る可能性もあります。
④尺モジュールの特徴
尺モジュールは昔ながらの方法で、多くの工務店やハウスメーカーで採用されています。そのため設備や、建材などもこちらに合わせて作られていることが多く、不都合が起きにくいです。また、サイズの比較をする際に分かりやすいという特徴もあります。
逆に短所としては、メーターモジュールに比較すると柱間の幅がせまいため、廊下や階段は狭く感じるかもしれません。
まとめ
・家を建てる際の基準の長さがモジュール!
・メーターモジュールと尺モジュールの2種類がある!
・同じ坪数でもモジュールが違うと面積が変わる!
メーカーがどちらを採用しているかを確認しましょう。
どちらのモジュールを使っているのかは、メーカーによります。特にメーターモジュールを採用しているメーカーを見る場合は、他のメーカーの建物に比べやや広めになっている事を考慮しておきましょう。
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