2022.01.07
最近よく聞く、耐震等級とは?
こんにちは。
タカスギ住まいづくり情報局です。
皆様のお役に立てるような、家づくりに関する豆知識をご紹介しております。
今回のテーマは【耐震等級】です。建物の性能で、特に需要が高まっている耐震等級とはどのようなものでしょうか。
①耐震等級とは?
耐震等級とは簡単に言いますと、建物の地震に対する強さを数字で表したものです。
一定の強度を持つ建物は1~3の3段階で表示されます。等級1だから弱い建物というわけではなく、現在の住宅の基準と同等の強度となります。
②等級の目安は?
前述のとおり、等級1が現在の住宅の基準と同等、等級2は学校や病院などの建物に求められる数字、等級3は警察署や消防署などの、災害時の要になる建物の前提となる数字です。
③許容応力度計算とは?
耐震等級のつけ方には2種類の方法があります。1つは家全体の壁の量で強度を推定する「壁量計算」。もう一つは壁だけでなく、柱や金具などの強度を考えた、「許容応力度計算」です。
法律上では壁量計算で問題ありませんが、より厳しい基準で測定したい場合は許容応力度計算を用います。 (タカスギのTシリーズは許容応力度計算で等級3相当です)
④耐震等級の取り方は?
耐震等級を取るためには第三者機関に性能評価を申請する必要があります。しかし、この申請には費用や時間がかかるため、必要な場合は取得する形が多いです。
弊社のTシリーズを例に挙げますと、構造計算上と過去に取得した性能評価を踏まえて、耐震等級3相当の数字を持つ住宅として紹介しております。 そのため、例えば地震保険の割引(等級3だと半額になる)を利用したい場合は申請が必要となります。
⑤結局どのくらいの数値が必要なの?
基本的に等級3を目指したほうが良いです。 熊本地震において、震度7が2回起こった際には、等級1,2の住宅でも被害を受けています。そのため安全面を考慮するためには等級3の住宅であるに越したことはありません。
ただし土地に合わせて凹凸のある形や、窓が多い家、リビングが広い家などは耐震性能が下がってしまいます。 その際は、制震、免震など別の工法を併用して地震対策をする必要があります。
まとめ
・耐震等級は3段階ある!
・大型地震に備えたいなら耐震等級3の建物が理想!
・2種類の計測方法があり、厳しい基準なのが「許容応力度計算」!
いかがでしたでしょうか。ご参考頂けますと幸いです。
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