こんにちは、タカスギ住まい情報局です。
今日は、「シロアリ対策」が「地震対策」になる理由についてお話ししたいと思います。

1995年に発生した阪神・淡路大震災では、多くの建物が倒壊し、その原因の一つとしてシロアリ被害が大きく関与していたことがわかっています。
この教訓をもとに、シロアリ対策がいかに地震対策としても重要であるかを詳しく解説します。

 

シロアリ対策の重要性を再認識しよう

住宅購入を考える際に、多くの方が防災対策に注目すると思いますが、見落としがちな重要なポイントがあります。
それは、シロアリ対策です。

阪神・淡路大震災の教訓

1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災は、マグニチュード7.3という巨大地震で、近代都市を襲った最大震度7の揺れによる大災害でした。
この地震で、多くの住宅が倒壊し、死者6,434人、負傷者41,500人以上という甚大な被害が発生しました。
全壊家屋は10万戸を超え、その被害の大きさは今なお語り継がれています。

 

シロアリ被害が倒壊リスクを高めた

阪神淡路震災調査では、シロアリ被害を受けていた住宅のおよそ90％が倒壊しています。
シロアリ被害を受けている家は、極めて倒壊のリスクが高かったことが明らかになりました。

また、震度7を記録した地域（淡路島北淡町、神戸市東灘区）での調査では、腐朽・蟻害がない住宅の約50%が全壊・半壊しましたが、腐朽・蟻害がある住宅では95%以上が全壊・半壊する結果となりました。

特に1階部分の柱や床下がシロアリに侵食されていた住宅は、地震の衝撃に耐えられず、崩壊のリスクが非常に高まりました。

 

シロアリ対策が地震対策になる理由

このような教訓から、シロアリ対策の重要性が再認識されました。
シロアリ対策を徹底することは、建物の耐久性を保つための重要な手段です。
シロアリによる被害を防ぐことで、建物の強度を維持し、地震に対しても強い住宅を作ることができます。

 

シロアリへの予防の重要性

シロアリ被害を防ぐための予防の重要性についてお話しします。
シロアリ対策は一度行えば終わりというものではなく、定期的なメンテナンスと再処理が必要です。

公益社団法人日本しろあり対策協会の指針では、シロアリ防除薬剤の効果は一般的に5年間とされています。
そのため、5年ごとに再処理を行うことが推奨されています。

 

ここで重要なのが、当社が取り扱う「緑の柱」です。
「緑の柱」は、国産無垢材に特殊な薬液を加圧注入することで高い防腐・防蟻効果を持つ木材です。
この緑の柱を使用することで、シロアリ被害を未然に防ぎ、建物の耐久性を大幅に向上させることができるため、地震に対する耐性も強化されます。

 

緑の柱とは？

「緑の柱」は、加圧注入処理により、薬液が木材の内部まで深く浸透します。
このため、表面だけでなく内部からも効果的にシロアリの侵入を防ぐことができます。

緑の柱を使用することで、建物全体の強度が向上し、地震などの災害に対しても強い住宅を実現することが可能になります。

 

 

 

緑の柱を主要部に使用したハウスガードシステム

タカスギでは、緑の柱を使用した「ハウスガードシステム」の家づくりを推奨しており、お客様に長期にわたって安心して暮らしていただける住まいを提供しています。
ハウスガードシステムは、耐久性の高い「腐らない木」とも呼ばれる「緑の柱」を住宅の主要構造部材に用いた家づくりシステムで、新築時の耐震性能を長期間にわたって維持することができます。

ハウスガードシステムを採用した木造住宅には、一般的な木造住宅にはない優れた特徴があります。
１階部分にしっかりと対策を取ることで、家全体の耐震性能を効果的に維持することができます。
１階に十分な強度を持たせることで、耐震性を確保し、長期間にわたり安心して住むことができる住宅を提供します。

 

タカスギなら住宅購入後も安心

緑の柱を使用すれば、定期的なメンテナンスの手間や費用を大幅に削減することができますが、全くメンテナンスをしない訳にはいきません。
タカスギでは、住宅を購入されたお客様が長期間安心してお住まいいただけるよう、充実したアフターメンテナンス体制を整えています。

お住まいになられた後も20年間の定期点検で安心をサポートしています。ご購入後の20年間で合計8回の定期点検を実施しています。
建物の健康を維持し、シロアリやその他の問題を早期に発見するための重要な取り組みです。

定期点検では、アフターメンテナンスの専門部署であるカスタマーサポート課のプロフェッショナルが細かい部分まで徹底的にチェックし、補修が必要な場合には迅速に対応します。

 

まとめ

シロアリ対策は、単なる害虫駆除に留まらず、建物の構造を守り、地震に対する耐久性を向上させるための重要な対策です。
阪神・淡路大震災の教訓を活かし、シロアリ対策を徹底することで、地震に強い住まいを実現することができます。

タカスギの「緑の柱」を活用したハウスガードシステムを採用し、シロアリ被害を防ぎ、地震に強い住宅を提供しています。
皆様の安全で安心な暮らしのために、シロアリ対策と地震対策を一体化した住まいづくりをおすすめします。

 

 

 

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