2021.12.27
難しいけど知っておきたい、「抵当権」について。
こんにちは。
タカスギ住まいづくり情報局です。
皆様のお役に立てるような、家づくりに関する豆知識をご紹介しております。
今回のテーマは【抵当権】です。家づくりを進めていく中で、耳にするかもしれませんが非常に重要なものです。
特に住宅ローンを組まれる予定の方は、必ず知っておきましょう。
①抵当権って何?
「抵当権」を簡単に表現するなら、「土地や建物の借用書」といったところです。
お金を返さない場合、貸した側は抵当権を使って土地や建物を取り上げる事が出来ます。
抵当権の内容は土地や建物の履歴書のようなものである「登記簿謄本」に記載されます。
②身近な例での抵当権
よく似た権利に「質権」があります。よく「質に入れる」という表現をしますよね。
例えば腕時計を質屋さんに預けて、お金を借りるとします。もしお金を返せなくなってしまったら、腕時計は質屋さんの物になってしまいますよね。これが質屋さんの持つ「質権」です。
「抵当権」もほぼ同じで、お金を貸した相手が返せなくなった時に、代わりに物を貰う権利の事を言います。
しかし、その違いは「お金を借りるときに、質屋さんに腕時計を預けなくてよい」という点です。
③抵当権の条件
「抵当権」はお金を貸す側がかなりのリスクを負う方法です。なぜならば、お金を貸した相手が返せなくなった時に、代わりに貰えるものが自分の手元にないからです。勝手に売られてしまったら困りますよね。
その為、基本的に「抵当権」は簡単に動かすことのできない、不動産(土地や建物)に対してつけます。もし先に抵当権のついた不動産だった場合は、順番待ちとなります。
④抵当権っていつ使うの?
では具体的に、「抵当権」はいつ利用するのでしょうか?
一番、利用する機会が多いのは住宅ローンを組む際です。その場合、銀行が借りる方の土地と建物に抵当権をつけることが、お金を貸す条件となります。
⑤抵当権の問題点
住宅ローンを借りる際に「抵当権」が問題になる場合があります。
例えば、既に抵当権がついている土地に対して、銀行はお金を貸してくれるでしょうか?
もしくは、土地を手に入れた場合でも問題点が多く、お金にならない土地の場合、銀行は抵当権をつけるでしょうか?当然、答えはNOです。この場合住宅ローンは借りることができません。
まとめ
・抵当権付きの土地建物は、お金を返さないと取り上げられてしまう!
・抵当権付きの土地での建築は、銀行の融資が下りない!
事前に土地の調査を!
「抵当権」は住宅を建てる際に問題になることが多い権利です。
これから家を建てる予定がある方は、
(1)土地に抵当権がついていないか
(2)銀行が抵当権をつけてくれる土地か
を事前に確認することをお勧め致します。
タカスギでは土地の調査を無料で行っておりますので、ぜひご利用ください。
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